事業の総括
29年度も、北九州市母子寡婦福祉会(以下「会」という)と北九州市立母子・父子福祉センター(以下「センター」という)では、ひとり親家庭(母子・父子)や寡婦に対して就労と子育ての支援をしました。また、自立や生活の安定維持が図られるよう支援活動もしました。北九州市の受託福祉事業や会の自主福祉事業を行う中で、ひとり親家庭同士のふれあいや交流、併せて寡婦との交流も出来ました。北九州市からの受託福祉事業は「市政だより」で参加者を募集しています。その参加者に対して、会の主旨説明や活動の紹介をして会員への働きかけをしていますが、なかなか会への加入につながりません。全国的にひとり親家庭が年々増えています。北九州市も例外ではありません。ひとり親家庭の方が会に対して望むことを把握し、今後の会の活動や会員獲得に活かしていきます。29年度に始まった、全母子協とローソンによる「夢を応援基金『ひとり親家庭支援奨学金制度』」の応募などもあり、会員数は28年度より50名近く増えましたが、この方々が会員継続するよう働きかけが必要です。29年度はひとり親家庭と寡婦の応援のチラシをリニューアルし、ひとり親家庭等日常生活支援事業のチラシと合わせて、北九州市内の全保育所に配布し会の周知に努めました。「ころころ保育園」はリニューアルして2年が経過しました。3月末には登録人数は45人となりリピータも増えてきました。「会」では福祉活動を実施するための費用を、収益事業で賄っています。8月末に若松区役所内に売店がオープンしましたが、厳しい経済状況の中、年々収益が減少しています。これまで通りの会の運営では、支援活動を継続的に実施していくのが難しくなりつつあります。今後も北九州市や社会福祉協議会、関係機関のご理解ご協力を頂きながら、ひとり親家庭及び寡婦の支援活動を進めていきます