事業の総括
母子家庭等の支援施策を父子家庭に対しても支援をするようになり、北九州市母子寡婦福祉会(以下会という)でも、両者を共に支援する、ひとり親家庭及び寡婦の支援事業や行事を実施しました。また、行事の実施には母子部の協力を得て、体験型や新しい取組みをいたしました。
北九州市立母子・父子福祉センターと藍島保育所は引き続き5年間の指定管理に指定され、運営を任されることになりました。
寡婦の高齢化にともなう会員減少を止められず、ひとり親家庭の会員も行事に参加する時のみ加入する状態です。新しい行事の取り組みやひとり親家庭への悩みの相談に応じながら口コミでの少しずつ会への加入者を促しています。
また、会活動案内のリーフレットを作成し、会と母子・父子福祉センターの周知に力を入れ、利用を高めていくように努力しました。次年度は一層、力を注いでいきます。
ひとり親家庭への周知だけでなく、広く市民の皆さんにひとり親家庭の現状や子育ての状況を知ってもらい協力や支援を求め、ひとり親家庭をみんなで支援することで、子どもの健全な成長を見守ることができると思います。
福祉活動を実施するための費用を収益事業で賄っていますが、厳しい経済状態の中で利益の増収が見込めず苦戦をしています。また、各事業所充実のため、職員の雇用の確保に努めました。多用な事業の整理と効率の良い運営のため、内容を精査し、これからの対策とひとり親家庭及び寡婦の支援活動に特化した団体の運営を進めて行きたいと考えています。